
トイレ、手洗い、水栓などに使われています止水栓について、しくみや構造なども交えながら、解りやすくご説明をさせて頂きます。
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止水栓について
今回は止水栓についてご説明をさせて頂きます。
まず、「止水栓とは」と検索をしてみました。
検索サイトからの返答は「蛇口とは別に設けられた水道の水を、止めるための栓。ふつう、洗面台の下やトイレのタンク付近に設置される。」とあります。
止水栓という言葉からも解るように止める水栓ですね。
写真のように、この止水栓も形状や構造なども違う様々な種類があります。
この止水栓を取り換えようとすると、たいていこの止水栓までには水道からの水が来ていると思いますので、
交換にあたり、必ずその配管の上流側の、元の止水栓を止めるという作業が必要となります。
うっかり誤って上流側の止水栓を止めなければ、取り換えたい止水栓を外した瞬間、勢いよく水が噴き出してしまい、大変面倒なことになりますので注意が必要です。
「アングル型」ですと、給水が壁の側面から入って上方へ導く形状をしていますので、 ちょうど水の流れはL字型のように90度曲がった形状をしていますので、アングル型止水栓と呼ばれています。 これに対し、今度は給水の方向が床(地面)側から入り、バルブ部分を通過し、天井面の上方へ導く形状をしている商品は、 給水方向が曲がりが無く真っ直ぐなことからストレート型止水栓と呼ばれています。 給水側の向きから2種類のうちどちらかの選定が必要になります。



写真のように、壁からと床からの止水栓本体に行くまでにニップルと呼ばれる両側にねじ加工された給水部材があるのですが、 この長さは現場に応じて、長くしたり、短くしたりと調整が必要となります。

止水栓の本体部分ですが、水を止めるバルブ部分の操作ハンドルの形状も、種類があります。
写真のように、三角ハンドルと呼ばれる、基本、工具を必要とせずに、簡単に手で回すことの出来るハンドルを採用した止水栓本体や、ドライバー式と呼ばれる、三角ハンドルが無く、バルブ部先端に一本の溝が切られており、マイナスドライバーなどの工具を掛けて回すタイプもあります。
止水栓は単に水を出したり止めたりという作業をするだけでなく、流れる水の量を調節するという作も必要となりますので、
このハンドルの形状も、使う場所に応じて使い分けなければいけません。
一般的にトイレの止水栓はドライバー式を使います。
ハンドルの開閉には工具が必要になりますが、メリットは一度設定した水の流量を誤って操作しづらい、操作されにくいと言えると思います。
トイレの給水は量が多すぎても少なすぎてもダメですので、頻繁な開閉作業もない、一定の流量を得るには操作されにくいドライバー式が向いているといえます。
反対に三角ハンドル式は洗面化粧台や手洗い器などに使われることが多く、もちろんドライバー式でも使用は可能ですが、
水量の調整がし易い、トラブルがあっても工具を必要とせずに簡単に開閉できる三角ハンドル式が普及しています。

写真のように、止水栓を分解してみますと、止水栓本体内には写真のような「ケレップ」と呼ばれる、先端がゴムで出来た、水を流したり止めたりする「当たり面」の部品と、「スピンドル」と呼ばれる、ハンドル操作でケレップを上げ下げする軸部分の部品があり、ケレップとスピンドルが一体化した、寒冷地にも適した構造の商品を写真のように「固定コマ」仕様と呼び、対するケレップとスピンドル固定されていない形状の商品を写真のように「落としコマ」仕様といいます。











